枕がわりに広辞苑

日常をメルヘンチックに過ごしたい男が、鍋をつつきながら書いたようなブログ。

各駅停車で話を進める話し

さておき、PS3をやっとこさ修理に出しました。正確にはMK5です。マジで故障修理に出す5秒前です。明日の午前中にPS3を引き取りにきてもらいます。
んで、なんでここまで修理に出すのに時間がかかったか?と言うとですね。データのバックアップが取れなかったんですよ。どんなにペッサリー……じゃなく外付けHDDをPS3に出し入れしても無反応!完全にマグロ状態のPS3。

こりゃ何かしら設定をいじらないと認識しないのかな?とハウツー本を見ながら挑戦しましたが、マグロはマグロ。ぜんぜん開発できてないんですよね!もう、こりゃ設定の問題じゃないと。完全にUSB差し込み口が原因だと。そう考えると、確かにUSB差し込み口にホコリがたくさんついてるのです。このホコリを綿棒を使って、ゆっく〜り、ゆっく〜り、舐めまわすようにほじくる。たまにPS3のマーク部分をいじったりして焦らす!ある程度濡れて……ホコリが取れてきた段階で外付けHDDを差し込む!出し入れを繰り返す!しかしPS3はウンともスンともア〜ンとも言わないんですよ!

完全にダッチワイフ状態。このままだと「お前の彼女ってダッチワイフだったのかよ?」と友達に爆笑されることは必至。こうなったら恥ずかしいけど、公衆電話に貼ってあるピンクちらしの電話番号にかけてみよう!そうすればダッチワイフ状態を克服できるのでは!?

フリーダイヤルに電話してみると、初めに電話に出たのは若い女性。挨拶も受け答えもしっかりしている、これは完全にベテランのお姉さんと見ていいだろう。ボクはPS3の現在状況を伝えた。するとお姉さんは「彼女の心が壊れていますね。あなた、彼女の誕生日プレゼントに何をあげましたか?」と聞いてくる。この言葉にドキっとせざるを得ない。だって、ボクは彼女の誕生日を知らない!むろん、プレゼントなんてあげたことない!毎日毎日いろんな男を…ディスクを出し入れし、もて遊んだ。朝から夜まで1日中彼女で遊んだこともあるんだ!それなのに、ボクは彼女に何一つしあげていなかった。自分の欲求を満たすために、彼女をいじくりまわしていた。

「お姉さんごめんなさい!お姉さんごめんなさい!」ボクはなぜか電話の向こうのお姉さんに謝っていた。なんて情けないんだ、こんなんじゃ!こんなじゃ!……思いだされるニンテンドー64との情事。4人同時に64で遊んだこともある。それでも64は壊れなかった。彼女は心が強かったのだ。64とは高校生のときまで付き合った。まぁ、子供のおままごとみたいな恋愛だった。

しかし、PS3は違う!大人になったボクが、いつもPS3と二人っきりで遊んでいたんだ!他の男には触らせない!そう決めて、一人で遊んできた。そうか…彼女は一人がさびしかったんだ。「せっかくのウイイレなんだから友達とやりなさいよ!」彼女はいつも、内心思っていたんだろう。それなのにボクは、いつも一人でファンタジスタモードをプレイ。まったく、彼女を満足させることができないのに”ファンタジスタ”だなんて笑わせるぜ。


電話の向こうのお姉さんに慰められ、彼女を引き取ってもらうことにした。たくさんの人がいるところで1週間くらい暮らすらしい。今まで孤独だった生活。笑顔で彼女が戻ってきてくれたらいいな。



とか長々と書いたところで本題に。明日の午前中に引き取ってもらうことになった!バックアップ取れてないので「もしかしたらデータ消えちゃうかもしれません」って言われたけどね。正直、故障してデータ消えちゃうようなシステムってどうなの?と思ったりもしますが。保証期間内なので、薄型のPS3で帰ってくればいいのに(笑)